その他の『編集の国』で展開されたコンテンツとして、岐
阜の人にわらべ歌を配信したり、インテリアデザイナーの内田繁さんのデザインスクールも開催されたそうです。
「この実験のなかでわかったことがあって、それは、デジカメがこれだけ普及している中で、それらをどんどんストックしていけば、十分に地域のコンテンツになるということ。コンテンツは全て素人さんのものですが、情報単位を限れば、プロと勝負しても遜色ないものが十分出来上がることが見えてきました。」と太田さん。
一番の目玉コンテンツになったのが、「正剛ブックOS」。編集工
学研究所の1階から4階までの本棚の構造をそのままサイト上に模し、空の本箱を持ってきて、そこに自分の選んだ本を入れることができたのだそうです。本一冊がカード一枚になっていました。そのために何万冊分のデータをつくったのだとか(なんと、編集工学研究所には5万冊の本がある)。
またこの頃、講師である「師範代」とともに、「編集稽古」という問題を介して、編集力を身につける『編集学校』もネット上で開校。『編集の国』と連結したそうです。この『編集学校』の生徒達が、編集工学研究所が現在進行中の地域のネットワーク構築に大きな役割を果たしていきます。
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