ストラテジーとは? 「新庄がニューヨークへ行く松井にDVD五十本持っていけとアドバイスしたのは有名だよね。生きたコミュニケーションを修得する上で、映画の中の会話はいい教材になる。しかし、それだけでは足りない。日常生活では、映画には出てこない場面が一杯あるからね。だから、日常の映像や画像を自分で撮って、場面ごとを「きりはり教室」等で編集して自分なりの学びのストラテジーを作ることが一番なんだよ。」編集したものを、回を重ねるごとに自分に合ったものへと再編集し、その度に観点や発想を変えていくことで理解が深まり、自分なりのストラテジーが作られる、という一連の流れは先生の長い教育研究によって体験されたことなのだそうです。
そして、先生は次のことを最も強調されました。「しかし、ストラテジーは一人では作れない。プロのスポーツ選手にコーチが絶対的に必要なのと同じように、教育にも「コーチング」が必要なんだよ。どういうストラテジーで、どうやっていけばいいかというアイディアは、その道に長けたコーチにしか出来ない。」。
先生がストラテジーとコーチングの重要性を指摘されたのは、目からうろこでした。どんなに技術的に優秀な教育用ソフトであっても、指導する先生、正しいストラテジー(カリキュラム)があってこそ活かされるのだと思いました。
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