実際にIPで作った教材を見せて頂きました。
最初は、文化庁が地域に定住している外国人向けに出版した教科書をマルチメディア化した教材です。日本語の文章とそれに関連した画像があり、そのとなりにあるボタンを押すと、音声が出るしくみになっています。
これらはもちろん「きりはり教室」で作られています。留学生達はその部品を使って、文章と音声のみの教材にしたり、自分の撮った写真をつかったり、それぞれ自分に合った内容へと再編集して利用しています。
こうして色々な人たちが作った教材がたくさん出来てくるとそれを再利用したい、という要望が高まり、「きりはり教室」はインターネットにも対応しました。インターネット対応によって、さらにコンテンツの種類も増え、最近ではスペイン版の教材も作られているそうです。
次に、ゲレンデで微笑む女性の大きな画像がデジタルボードに映し出されました。留学生たちが作ったホームページです。この写真の上に、スキー場での場面を写した小さな画像がたくさん貼り付けられていて、そのひとつひとつがクリックで開けるようになっています。「留学生がHPを作るとなると文章による説明書きに偏りがちだけど、IPなら画像が簡単に扱えるから楽しいホームページができるんですよ。画像は重ねあわせるだけで、構造化されるから感覚的に雰囲気が伝わりやすい気がするでしょ。」と先生。
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