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ライセンス管理プラットフォームを用いたコンテンツの利用

 ライセンス管理プラットフォームを利用することで、ユーザは容易にコンテンツを購入し、必要であればそれを再利用(二次利用)することで新しいコンテンツを作成することができる。利用できるコンテンツは、動画、静止画、音楽、ドキュメント、機能部品(ソフトウェアの部品)などである。さらに、従来のシステムと最も異なるのは、二次利用したコンテンツを再流通、再配布することも可能であり、ブローカーに依頼すればそれを販売することもできる。意欲のあるユーザであれば自身がブローカーの役目を果たすことも可能だ。詳しくはコンテンツプロバイダのページを参照されたい。

 ここでは、主にコンテンツの利用方法について説明する。

 ライセンス管理プラットフォームを用いたコンテンツの利用は、基本的に通常のパッドと同一である。ただし、以下の追加的な操作が必要になる(IPシステム及びライセンス管理プラットフォーム自体は既にインストールされているとする)。

 ブローカー等のコンテンツをWebやCD-ROM経由で入手し、IPシステムで実行しようとすると、図のようなライセンス購買画面が表示される。


購入画面

購入確認のダイアログ
図 ライセンス購買画面(開発中画面例)


 このとき、コンテンツが指定する決済機関(ブローカーと同一の場合もある)の課金モジュールを入手しインストールしていれば、コンテンツ利用条件に同意するだけでコンテンツが利用可能になる。あとは、普通のパッドと同様の操作を行うだけだ。一方、課金モジュールをインストールしていない場合は、必要であれば決済決済機関と契約し、課金モジュールをWebなどから入手する。

 この課金モジュールは、クレジットカードかプリペイドカードのようなものと考えるとわかりやすい。あるブローカー(お店)では、Aカードは使えるがBカードは使えないというように、課金モジュールも、あるブローカーから買ったコンテンツには使えるが、別のブローカーの発売したコンテンツには使えないという事が起こるかもしれない。しかし、利便性を考えれば、自然にビザやマスターのように、二三の代表的な課金モジュールに統合されていくと考えるのが自然だろう。

 代金の支払い、コンテンツの指定する方法によって異なる。たとえばあるコンテンツは一回お金を払えばあとは自由に利用できるかもしれないし、別のコンテンツは一回利用する毎にお金を払うことになるかもしれない。普通のパッドについては、ここを参照されたい。

■ IPCのライセンス管理システム
■ コンテンツプロバイダ
■ ブローカー
システムインテグレータ





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