1. カレンダーの概要

2. カレンダーの構造

3. 作成手順

4. 時計本体を作成する

5. タイマー部を作成する

6. ラベル表示部を作成する

7. 数値表示部を作成する

8. 曜日表示部を作成する

 

曜日表示部は、時計本体(日付パッド)が取り込んだ曜日(数値)を基に、該当する曜日(月〜日)を表示する機能
を持っています。曜日表示部の作成には、フォームベースパッド、ディクショナリパッド、文字列パッド、ボ
タンパッドを使います。ここでは、曜日表示部を作成する操作と、使用するパッドについて、以下の内容で説明し
ます。
●8.1.  曜日データの登録ボタンを作成する
●8.2.  曜日データの表示部を作成する
●8.3.  曜日データを登録する
●8.4.  スロットを主スロットにする
●8.5.  曜日表示部を貼り合わせる
●8.6.  曜日表示部に使うパッド


8. 曜日表示部を作成する
 
8.1 曜日データの登録ボタンを作成する

曜日データ(月〜日)を、曜日表示部(フォームベースパッド)に登録するボタンを作成します。

 操作方法

曜日データの登録ボタンを作成するには
1.フォームベースパッドを呼び出します。
2.フォームベースパッドの上にボタンパッドを呼び出し、「addData」スロットに結合します。
→曜日データの登録ボタンが作成されます。


8.2 曜日データの表示部を作成する
曜日データの表示部を作成します。
曜日データの表示部は、ディクショナリパッドに文字列パッドを貼り合わせて作成します。
 操作方法


曜日データの表示部を作成するには
1.ディクショナリパッドを呼び出します。
2.ディクショナリパッドの上に文字列パッドを呼び出し、「addSlot」スロットに結合します。
→【スロット名入力】ウィンドウが表示されます。



3.スロット名に曜日を入力し、<OK>ボタンをクリックします。
→ディクショナリパッドの上に、曜日データの表示部が作成されます。
4.ディクショナリパッドをフォームベースパッドの「current」スロットに結合します。
→曜日表示部が完成します。



8.3 曜日データを登録する


曜日表示部(フォームベースパッド)に曜日データ(月〜日)を登録します。

 操作方法


曜日データを登録するには




1.曜日データを登録するボタン(ボタンパッド)をクリックします。
2.1.〜2.の操作を繰り返し、残りの曜日(火〜日)を登録します。
→フォームベースパッドに"月"〜"日"の7つの文字が登録されます。
3.曜日データの登録が終わったら、ボタンパッドを削除します。





曜日データは、月、火、水、木、金、土、日の順番で登録してください。入力の順番を変えると、カレンダ
ーに間違った曜日が表示されます。
8.4 スロットを主スロットにする


曜日表示部(フォームベースパッド)の「index」スロットを主スロットにします。これは、「index」スロットの機能
(登録したディクショナリデータを数値によって識別する機能)を利用するために必要な操作です。この操作で時計
本体が取り込む曜日データ(数値)に、対応する曜日が表示できるようになります。

 操作方法


indexスロットを主スロットにするには


1.フォームベースパッドにマウスポインタを位置づけ、右クリックします。
→パッド操作メニューが表示されます。
2.パッド操作メニューの[プロパティ(R)]を選択します。
→【プロパティ】ウィンドウが表示されます。
3.[スロット]タブを選択します。
→スロット情報の設定を変更できます。
4.一覧のスロット名「index」を選択し、<主スロット(O)>ボタンをクリックします。
→「index」スロットの先頭に、チェックマークが表示されます。




5.<更新(A)>ボタンをクリックします。
→「index」スロットが主スロットになります。
1.8.5 曜日表示部を貼り合わせる

時計本体(日付パッド)に、曜日表示部(フォームベースパッド)を貼り合わせると、カレンダーの完成で
す。

 操作方法


曜日表示部を貼り合わせるには
1.曜日表示部を構成するパッド(フォームベースパッド、ディクショナリパッド、文字列パッド)の
サイズを整えます。




2.フォームベースパッドを日付パッドに貼り合わせ、「week」スロットに結合します。
3.ディクショナリパッドとフォームベースパッドの枠線を消します。
→カレンダーが完成します。



参照

パッドの枠線を変更する操作  → ユーザーズガイド操作編(IP体験版マニュアル)

1.8.6 曜日表示部に使うパッド

曜日表示部の作成には、ディクショナリパッド、フォームベースパッド、文字列パッド、ボタンパッドを使います。ここでは、ディクショナリパッドとフォームベースパッドについて簡単に説明しま
す。

 ディクショナリパッド

ディクショナリパッドは、ディクショナリデータを管理するパッドです。
カレンダーでは、フォームベースパッドとデータをやり取りするために使います。
このパッドは、以下に示すスロットを持っています(カレンダーの作成に使うスロットのみ示します)。


dictionary
:ディクショナリを保持します。
addSlot :スロットを追加します。




フォームベースパッド


フォームベースパッドは、ディクショナリデータの集合を管理するパッドです。
カレンダーでは曜日(月〜日)を管理し、日付パッドの「week」スロットに対応する曜日をディクショナリパッドに設定します。
このパッドは、以下に示すスロットを持っています(カレンダーの作成に使うスロットのみ示します)。


data
:ディクショナリデータの集合を保持します。
current
:指定されたディクショナリを保持します。
index
:ディクショナリの番号を保持します。
addData
:ディクショナリを追加します。








フォームベースパッドが扱うディクショナリデータは、データの登録順に番号が与えられます(番号は1から順に与えられる)。「index」スロットに数値を設定すると、対応するディクショナリデータが指定できます。なお、「index」スロットに0が設定されると、最後に登録されたディクショナリデータが指定されます。

この機能を利用して、日付パッドの「week」スロットに設定される数値(曜日を数値に直したもの)に対応する曜日を、ディクショナリの中から選びます。 日付パッドの「week」スロットは、以下のように曜日を数値で管理します。


1
:月曜日
2
:火曜日
3
:水曜日
4
:木曜日
5 :金曜日
6 :土曜日
0 :日曜日







さて、本コースはこれにておしまいです。
いかがですか?カレンダーが制作できましたか?
作ってみての感想などを、IPフォーラムまたはipc-info@pads.or.jpまでお寄せ下さい。



注: 本講座は、IntelligentPad体験版のマニュアルセットの内容の一部を掲載しています。詳細は、当ホームページhttp://pads.kplex.co.jp/ip/trial.trial.htmlからマニュアルセットをダウンロードしてご参照下さい。