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Topic #1 ----------------------------------------------------◇
7回目となる今年のワークショップの目玉は、この1年の開発成果を一同に集めた公開発表です。今回公開したのは、今年度のパッド開発プロジェクト− 地域コンテンツ編集システム「聖」や、会員企業などによって開発されたシ ステム6点です。基盤技術は共通でも、取り上げられた題材の多用さに関心 が寄せられ、参加者からはまずまずの良い評価を得ることができました。 中でも好評だったのは、IPC支援の北海道大学と多摩美術大学との共 同プロジェクト、「旅行プラン決定支援システム−TripDish」と、会員企業開 発による「編集の国」でした。前者については、目的実現に至るまでの思考プロセスを、システムという形に表したという点が参加者の注目を集めた ようです。コンテンツやアイデアが主役となってこそ、技術の存在価値が あり、新しい技術やものが生まれるというコンセプトです。エンジニアが 多い参加者にとっては、このアイデアがとても新鮮に映ったようです。また、 後者については、Web上で繰り広げられる多岐に渡るコンテンツの面白さと、その場に広がる知識の共有、編集に対して関心が集まりました。 更に、IPの可能性を明確に提示したという点で、東京学芸大学の任都栗 新先生による教育分野における適用事例の紹介は、大変興味深いもので した。教育ソフトは多数開発されてはいますが、どれも知識の提供という機 能に限られたものでしかありません。子供たちの創造力や個性を伸ばす 教育の必要性に着目し開発された、小学校中学年を対象とした地域の 学習教材「切り貼り教室」 には、IPの可能性を実感させられました。 パネルディスカッションでは「IPはいかにして利用者の常用ソフトになる か」をテーマに、北海道大学の田中譲教授を初め、IPCの企画室のメンバ ーと、多摩美術大学の須永剛司先生、放送作家の川崎隆章氏をお招きし、 それぞれの専門分野の視点から、利用者がIPを使いたいと思う状況を 作り出すには何が必要なのか、そのためには今後どうしなければならない のかについて語っていただきました。会場からは、積極的に質問が飛び交い、 参加者の関心の高さが伺われました。 今回のワークショップを総括してみると、各種IPシステムを提示したことに より、その多様性のみならず、今後の可能性を提示できた点で意味深いも のでした。下記掲載のアンケートのコメントにもある通り、過去の参加者か ら進歩が見られるとのコメントを得たことからも、今回のワークショップの主 旨をまずまずの形でアピールできたというのが、ワークショップを終えて の総評です。 尚、以下に会場でアンケートに答えて下さった方々のコメントの一部 を掲載します。 第7回IPワークショップ ・ 今日、色々とお話を聞いた所では、教育関係に大きな需要があり、将来性を感じた。 2. 今回のワークショップの感想をご自由にお書き下さい。 ・ 色々なプロジェクトの活動状況やそのシステムについて知ることができ、とても有 意義でした。デモでは、特に「TripDish」が印象に残りました。やりたいことや仕様が
目に見えてわかると、作る側としても作り易いし、デザイナー側も実際のイメージが捉え 易いと思うので、この2つの観点から相互に開発していくことの大切さや必要性を感じ
ました。パネルディスカッションでは、多方面からの色々な意見を聞くことができ、とても 勉強になりました。
Topic #2 ----------------------------------------------------◇ 最初に一昨年開発を行なった京都の文化遺産のコンテンツを編集した 「京都デジタルアーカイブ」を導入として「聖」システムの概略説明を行い、その後 コンテンツの編集方法について、札幌市豊平川さけ科学館と語り部(札幌 在住の古老など)を例に紹介しました。 今後の作業としては、コンテンツ編集に的が絞られ、5月の総会にて完成品を 公開の予定です。
Topic #3 ----------------------------------------------------◇ IntelligentPad -基本セット- URL: http://pads.kplex.co.jp/ip/taikenban.html Topic #4 ----------------------------------------------------◇
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