IPCパッドコンテスト |
応募例:パッドでこんなことができるという例を、過去に作られた事例も含めて幾つかご紹介します。似たものでもかまいません。テーマやストーリーや部品や仕組みなど、色々と工夫してみて、どんどん応募してください。 既存のパッド部品にはなくても、こんなパッド部品があれば、こんな風に組み合せて、こんなものが作れる、というように想像力を働かせて、工夫して下さい。 ここに示したのはほんの一例にすぎません。作るものの大小や、複雑さ/シンプルさは問いません。アイデアで勝負して下さい。 倉庫番ゲーム 壁、荷物、番人などをパッド部品にして、それらを貼り合わせて、色々なパターンの倉庫番ゲームを作って遊べるというもの。台紙部分のパッド部品で番人の移動にともなう荷物の移動や、壁との位置関係を制御する。 キャラクタが動き回る場所とかアイテムとかを、部品を組み合せて作るという考えは色々と使えそうですね。ゲームでなくても、自分用の仕事場作りのようなことも出来そうです。動く部品や表示が変化する部品、上にある他の部品の動きを監視したり動かしたり消したりするような部品も、作れますので、工夫して下さい。 中華街の飲食店紹介 中華街の地図、中華街を歩きながら撮影した実写ビデオ、飲食店の紹介記事やメニューを組み合せて作った紹介画面。 地図の上に現在位置を示す部品が貼られていて、ビデオの映像の動きに合わせて地図上の現在位置が移動する。現在位置を示す部品をマウスで移動させると、ビデオの画像もその場所の映像になる。ビデオに写った飲食店の看板をクリックすると、そのお店の紹介記事が表示され、飲食品メニューのボタンをクリックすると、そのお店で出している飲食品のメニュー画面が表示されるというものです。 色々なメディアを組み合せたり、アイコンやアンカーのパッドを貼って他の画面にリンクを張ったりすることができますし、パッドで作ったコンテンツを色々と集めて、束ねたり、並べておいたりするためのパッド部品もあります。 着眼点を変えたり、適用対象を工夫すれば、面白い使い道が思い付くかもしれません。 日本語教育の教材作り 穴埋め問題や3択問題を部品の貼り合せで簡単に作れるようにしておき、外国人向けの日本語教育の教材を先生どうしで作りあって、ネットワークを使って教材をお互いに交換し、活用するという試みが、パッドを使って実際におこなわれています。あちこちから問題を選び出して、並べて貼ってテスト問題を作ったりもできます。 パッド部品の貼り合せで問題を作ってあるので、他の先生が作った問題を利用して、一部だけパッドを貼り変えて別の問題を作り、先生達に配るということもできます。このように、再編集して再流通できるという点が評価されて、教材作りにパッドが使われています。 ネットワークを介して、パッドどうしが通信し合ったり、パッドを送り付けたり、パッドが渡り歩いたりするようなことも考えれば、新しい用途があるかもしれません。 新薬臨床試験の調査票作り 新薬は、薬品ごとに臨床試験の調査項目が異なります。調査項目をパッドを貼り合せて作って、調査項目部品集としてあらかじめ用意しておきます。新薬に応じて必要な調査項目部品を調査票の用紙パッドに並べて貼って調査票を作り、それを臨床医に配って臨床試験をしてもらうというものです。調査票をもとに、検査データを管理するデータベースも自動的に定義されます。 このシステムはパッケージ製品として実際に販売されており、色々な製薬会社で実際に使われています。 異次元生命体まるまっちゲーム 異次元からやってきたなぞの生命体「まるまっち」を捕まえましたので、パッドで作った水槽で飼うことにしました。しかし「まるまっち」は異次元からやってきた生命体、何が起こるかわかりません。かってに進化したり、いじけて分裂したり、あたりかまわずパッドを食い散らしたり...etc...の育成シュミレーションゲームです。(IntelligentPad for Smalltalk D1.0 IPMaruPad) まるまっちパッドは、マウスの指示、他のまるまっちパッドとの位置関係などの情報をもとに状態変化します。また、まるまっちパッドが、なぜ勝手に動いているかというと、心臓にタイマーパッドを使っていたりするからです。タイマーパッドのインターバルを狭めると、せっかちに動くでしょう。この仕組みを応用して、虫がせかせかとパッドを食い荒らしたり、怪獣が街を壊したりするパッドをつくることもできるでしょう。 非論理的意志決定支援システムTarot なにが、非論理的なのかというと、タロットカード占いだからです。自分の心が迷っているとき、悩んでいるとき、意志の決定を支援します。心と表現の関係で共時性とか、タロットの歴史が育んだカードの寓意性とか、神秘的な理由付けにはもってこいです。ギリシャ十字法、古代ケルト十字法の2種類で、占うことができます。(IntelligentPad for Smalltalk D1.0 IPTarotCardPad) ユーザにタロットカードをめくってもらって、占い相談コーナーにそのパッドをメールで送る。占い師はそのカードを解釈して送り返すなどおもしろいかもしれません。パッドをタロットカードにする他に、トランプ(札)、易(八卦)、占星(月日)、血液(型)などにするなど、バリエーションもたくさんあるでしょう。 |