第二回パッドコンテスト アイデア部門応募作品


作品名

エレベータシミュレーション

応募者: 西田 宗史


  応募作品の概要:

 ビルのエレベータ設置計画用のシミュレーションツール。
 ビルに設置するエレベータの台数、動きのルール、待ち行列の発生度合をシミュレートし、最適なエレベータ設置計画を支援する。
詳細:
 以下のパッドで構成されます。
padidea.GIF
(1)ビルパッド
 フロアの概念を持ちます。
(2) エレベータタワーパッド
 エレベータの移動するエリアをエレベータマネジャ上に指定するために用います。
(3) エレベータパッド
 エレベータタワーパッド内を上下に移動します。
 移動規則はエレベータマネジャパッドにて制御されます。最大許容人数が設定されています。
(4) エレベータマネジャパッド
 複数のエレベータの動きを制御します。制御規則はスクリプトで定義します。
(5) 乗客生成パッド
 本パッドはビルパッドの各フロア上に配置され、適当な分布で乗客パッドを生成します。生成する乗客パッドには降りるフロアが設定されます。
 乗客パッドの生成率と降りるフロアの分布は各種パラメタで指定できます。
(6) 乗客パッド
 ビルパッドのフロア上でエレベータの待ち行列を作ります。
(7) 統計パッド
 待ち行列の発生状況や各エレベータの稼働率など各種統計情報を算出します。
特徴:
  1.  ビル内に設置するエレベータの設置状態の設定変更をパッドの貼りかえにより簡単に行えます。
  2.  エレベータ設置状態の問題が視覚的・直感的に理解できます。
  3.  各フロア内の乗客パッドを削除・複製などして、乗客の発生状況を手作業で変更して、様々なパターンを直感的に シミュレートできます。
  4.  各フロアに食堂パッド、会議室パッドなど、人の流れを変化させる要因となるパッドをおくことで、乗客生成パッドの 動きに変化を付けるようなことも可能です。このようにシミュレーション対象の各種制御をパッドを使ってより容易に 設定できるように改造が可能です。
  5.  様々な待ち行列シミュレーションシステムもパッドで同じように作成できます。(今回はその具体的事例としての提案)

CB9s.gif第2回応募者リストへ戻る