第二回パッドコンテスト アイデア部門応募作品
作品名
スタックへの対応
応募者: 中山 太雅
応募作品の概要:
僕はMacOS上で動作するアプリケーション、"HyperCard"の書類である、スタックの インテリジェントパッドへの対応を考えてみました。
HyperCardは、ボタン、フィールドなどが簡単に作成できる上、それらにハンドラ を定義できるのでアプリケーション開発にはもってこいのアプリケーションだと考え ます。例えば、あるウィンドウの中にスタックを埋め込めば、もう簡単にアプリケー ションのインターフェースができてしまうのです。
上の図の様に、アプリケーションの中にHyperCardで作ったスタックを埋め込み、 それを実行可能にするのです。これならば難解なCやC++などの言語を覚える必要は無 く、簡単なHyperTalkだけでインターフェースが出来ます。また、HyperTalkはコンパ イルをしていないので処理が遅くなります。そこで、多種のプラットフォームに対応 するようにスタックをJavaのClassファイルのように中間コードで書き出すプログラ ムも必要になるわけですが、これは、ただ単にアプリケーションの中に埋め込んだり 、多種のプラットフォームに対応だけに使用するのではなく、HTMLファイル上に埋め 込んだりする事も実現します。ですから、これもインテリジェントパッドのスタック への対応に欠かせない手段です。
本題に戻りますが、このインテリジェントパッドを埋め込むオブジェクト(ファイ ル、アプリケーション)には、いくつでもスタックを張り込めるようにすればいくつ かのスタックを組み合わせて総合的なアプリケーション(オブジェクト)を作成する 事ができます。また、オブジェクトに埋め込んだスタックで定義されたグローバル変 数はオブジェクトに埋め込まれた他のスタックやインテリジェントパッドと値を共有 する事ができるようにします。これにより、より柔軟性のあるオブジェクトが作成で きます。しかし、それぞれのインテリジェントパッドの変数の値は必ずも一致すると は限らないので、標準的な値のフォーマット(規格)も定義しておく必要があると思 われます。
こんなシステムが出来れば、アプリケーション開発はもっと簡単に、手近になると 思います。