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Topic #1 ------------------------------------------------------◇
・ 小学生IP体験実習第2弾−札幌市立豊水小学校にて開催
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去る11月7日(火)、札幌市豊水小学校において、IP技術を使って開発された情報編集システム、「きりはり教室」を用いて、パソコン上で地域のコンテンツを編集する実習が授業の中で行われました。

「きりはり教室」は、IPC会員企業である、日立ソフトウェアエンジニアリングが開発したものです。当日は、アシスト業務を日立ソフトウェアエンジニアリン グ(株)の鈴鹿氏、IPC事務局を担当する(財)札幌エレクトロニクスセンター職員 数名で行いました。授業は3・4年生約25名が合同となり、生徒の指導は事前に 「きりはり教室」のソフトの利用方法を学習した担当教諭が行いました。

編集データは、先に実施された課外授業にて収集したデジタルカメラの画像を 利用し「きりはり教室」のソフトを用いて地図上に貼り付け、テキスト入力、 声を入れたりと、編集作業を行いました。

授業は50分という短い時間でしたが、生徒たちは既に何度か授業で使用していた ためか、かなり使いこなしている印象を受けました。

授業全般では、ネットワーク環境などの影響もあり、音が聞こえなかったり、 ファイルが開けなかったりと、多少のハプニングはありましたが、無事終了 しました。

今回の「きりはり教室」の利用実験は、今年の1月に札幌市手稲区の小・中学生 を対象に行われた「地域情報マップ作り」-パソコンとデジタルカメラを使った地域コンテンツの編集・制作実習の開催に続く、第2弾となります。 初回同様、札幌エレクトロニクスセンターが主催し、日立ソフトウェアエンジニ アリング、そして豊水小学校の協力を得て実施しました。

開催の場を実際の教育現場である小学校の授業に設けることができた点で、今回の実習はとても意味深いものでした。

パソコンの設置のみならず、ネットワーク環境も整いすばらしい設備を持つ学校 が増えている中、パソコンを活用してどのような教材をどう指導していくのかと いうのは、多くの先生が抱えている問題のようです。

そんな中、一つの利用の形を提示できたのは、大変喜ばしいことです。 先生のお話では、あるソフトを使って理科のクラスで朝顔の観察日記を作成して いるとのことですが、今回の実習では、「これまでの画像とテキストだけでなく、 音声も加わり幅が広がった」、「短期間にしては、ある程度まとまった形で授業 を行えた」とのコメントをいただきました。「これからも、引き続き授業の中で 取り入れていきたい」とのうれしいお言葉もいただいています。

今後益々パソコンが教育現場で取り入れられることが予想されますが、 そこに着実にIPの技術が浸透していくことを願うばかりです。

「きりはり教室」の様子はこちらをご覧下さい。


Topic #2 ------------------------------------------------------◇
・ 釧路高専 野口助教授 北海道大学 田中教授  教育システム情報学会
  「平成12年度論文賞受賞」
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釧路工業高等専門学校の野口孝文助教授と北海道大学の田中譲教授が教育システム情報学会より「平成12年度論文賞」を受賞されました。 去る10月7日(土)の教育システム情報学会の総会において、表彰状の贈呈式 が行われました。

受賞論文は以下の通りです。
「プログラミング実習のためのツールキットシステムを用いたマイクロワールド」
Vol. 16, No.4, 冬号  野口孝文(釧路高専)、田中譲(北海道大学)

当論文はIPをプログラミング教育に用い、学生の負担を軽減しながらも興味を 持てるような課題を与えることができるという教育改善について報告したものです。 教育とIPの今後のかかわり方についての視点が大変興味深いです。

 

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