活動内容


IntelligentPad Consortium(略称:IPCで)は、IntelligentPad技術の普及と発展のために、以下の活動を行っています。
  • 広報と情報発信
  • 技術の研究、開発、適用実験、標準化
  • 成果の公開、配布
  • 知的財産の管理
1. 広報と情報発信
以下のような様々な手段で情報を発信し、IntelligentPadの普及を図っています。

  • ホームページ
    今ご覧頂いているように、IPCでホームページを開設しています。

  • IntelligentPad Consortiumニュースレターの配布
    月に1回程度の頻度でIntelligentPad ConsortiumニュースレターをEmailで会員に配布し、IPCの活動状況などを会員の皆様に伝えています。

  • 書籍出版、情報掲載
    99年9月に、IntelligentPadが目指す新しい情報環境に関する解説書 「インテリジェントパッドの挑戦」が、日本経済新聞社から出版されました。このように、IPCの会員や賛同者の方達の協力を得て、本や雑誌などの出版物への情報掲載を行っています。

  • ワークショップの開催
    毎年、年度末頃(3月頃)にワークショップを開催し、活動の成果を報告し、参加された方達とIntelligentPadの今後の方向性などについて議論しています。どなたでも参加できますので、興味のある方は事務局にお問い合わせ下さい。

  • イベントなどへの出展
    展示会や国際会議などへの出展や講演活動を行います。最近では、下記のような出展を実施しました。
    • 98年11月:NICOGRAPH98の主催者ゾーンで展示とステージ講演
    • 99年10月:情報デザイン国際会議・ビジョンプラス7で田中譲教授が発表講演(10月7日から東京上野毛の多摩美術大学で開催)
    • 2000年6月:情報化フェスタ2000(札幌)にて地域コンテンツ編集システム「Hijiri」のプレゼンテーション

  • 新聞、雑誌等への報道
    イベントや活動成果などについて、新聞や雑誌などに発表します。

2. 技術の研究、開発、適用実験、標準化
人々の交流と知財の再利用・再編集・再流通が自在に行えるような情報メディア技術を提供し、それによって知識文化の交流・蓄積・発展を促すことのできるような情報環境の実現を目指していますので、様々な新しい技術の研究と開発が必要になります。また、技術を適用し評価・検証するための適用実験や、技術の標準化も、普及のために必要です。IPCでは、このような技術面に関して以下のような活動を実施して います。

・技術の洗い出し、検討、標準化(技術委員会の活動)
IPCの技術委員会において、IntelligentPadが目指す新しい情報環境にとって必要となる技術を洗い出し、その仕様を検討しています。また、標準化すべき機能範囲を討議し、標準化を行います。

・研究活動への支援
これまでにない新しい技術ですので、会員や大学などの研究者の力を借りて研究開発が重要になります。IPCでは、会員や大学などで実施される研究活動に対し、情報交換、技術支援、成果の公開、研究参加者の募集、などの支援を行っています。最近では、以下のような研究活動への支援を実施しています。

基礎技術に関する北海道大学との研究協力:
Piazzaの共有空間技術やライセンス機構などの基礎技術について 北海道大学の田中譲教授らと長年に渡り研究協力を行っている。
教育分野への適用研究:
外国人向け日本語教育への適用研究が大学などの研究機関で行わ れており、情報交換などを実施している。
思考の道具としての共同研究:
IntelligentPadを「思考の道具」とするために、思考や行動のプ ロセスを扱う技術について、多摩美術大学、北海道大学、IPC会員有志 が共同研究を開始した。
・システムの開発と適用実験(開発プロジェクトの実施)
重要な技術や機能については、IPCで開発プロジェクトを設置し、会員の中から開発メンバーを公募して、技術や機能を実現したシステムを開発します。システム開発だけでなく、適用実験まで行う場合もあります。

これまでに、以下のような開発プロジェクトが実施されました。

「広場パッド開発プロジェクト」(98年1月〜98年3月)
パッドによるメディア交換のための共有空間をパッドで開発。
「共有空間Piazza開発プロジェクト」(98年7月〜99年3月)
広場パッドを発展させ、メディア交換やコミュニケーションのための場を設置できるような共有空間技術を実現。
「ライセンス機構開発プロジェクト」(98年1月〜99年2月)
デジタルメディアの自由なコピー、再編集、再流通を阻害せずに、ライセンスの管理と課金を行う仕組みを開発。IPAの採択事業。
「京都デジタルアーカイブ開発プロジェクト」
京都の文化遺産を逍遥型デジタルアーカイブにする、IntelligentPadのデジタルアーカイブへの適用の試み。MMCAの採択事業。
「地域コンテンツ編集システム- Hijiri」(99年9月〜2000年9月)
Piazzaを土台として、地域情報を収集し相互編集する環境および仕 組みを開発し、実際に適用して教育現場での利用モデルを構築する。

3. システムやパッドの公開、配布
開発プロジェクトの成果や技術研究の過程で作成されたシステムやパッド部品のうち、公開可能なものについては、ホームページやCD-ROMによって、情報の公開および無償配布を行っています。会員が開発したシステムやパッド部品で、会員からの提供を受けたものについても、同様に無償配布しています。


4. 知的財産の管理
IntelligentPadの商標と特許について、IPCから会員への使用許諾を行っています。許諾を受けるには、申請書の提出が必要です。



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