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体験版について

IntelligentPad Consortium(略称:IPC)は、IPCが開発した成果物、およびIPC会員が開発した成果物について、情報の公開とソフトウェアの配布を行っています。

このページでは、これら成果物を皆様にご紹介し、ダウンロード等による入手方法を説明します。

1.知財流通に向けた成果物を配布します

IPCは、知財流通のための情報メディア技術の実現を目指して新技術を開発し、開発プロジェクトを実施したり会員の協力を得ることによって、Piazzaなどの新技術を実装したシステムやパッドを開発しています。この成果を、広く皆様にお使いいただき、皆様のご意見を反映することによって、より良いものにしていきたいと考えています。

成果は、逐次段階的に公開させていただきます。
今回は、「Piazza」と「IntelligentPad体験版」、および幾つかのサンプルパッドを無償配布します。これらは、パソコンのWindows95,Windows98,WindowsNT4.0の環境で動作します。

なお、「Piazza」とサンプルパッドは、「IntelligentPad体験版」の環境で動作しますので、必ず最初に「IntelligentPad体験版」をインストールしてください。

また、「Piazza」と「IntelligentPad体験版」は、Visual C++ 6.0で開発されています。したがって、Visual C++ 4.xなどで開発された製品版のIntelligentPad V4.1や、旧体験版とのバイナリ互換はありません(パッドの互換はあります)。
以前のユーザ資産(DLLやEXE)を本ソフトウェア上で動作させるためには、Visual C++ 6.0で再コンパイルが必要です。


 Piazza

IPCの「共有空間Piazza開発プロジェクト」の成果を公開します。
Piazzaは、知財流通の共有場をパッドで実現したものです。利用者は、共有場のパッドも普通のパッドも同じように貼ったり剥がしたりできます。共有場のパッドは、インターネットを介してPiazzaサーバで管理され、複数の利用者が、同じ共有場パッドを同時に利用できます。Piazzaサーバは、どのようなパッドが共有場パッドの上に貼られたかを管理し、利用者が貼ったり剥がしたりした結果が、同じ共有場パッドを利用している他の利用者からも、全く同じ状態で見れるようにします。

  • Piazza V1.0 (Rel.060)


  • 利用者が、Piazzaを利用するための機能を提供します。

    Piazza V1.0をインストールするより前に、「IntelligentPad体験版 -基本セット-」を必ず事前にインストールしてください。

    Piazzaの機能は、現在もさらに強化改善を進めておりますので、さらに機能を強化したPiazzaを、適宜皆様に公開いたします。

Norton AntiVirus誤警告について Piazza V1.0インストール時のNorton AntiVirus誤警告について

  • Piazzaサーバ

  • IPCが運営しているPiazzaサーバを、皆様が自由にお使いいただけるよう、公開しています。ただし、他の利用者に迷惑を掛けないようにお使いいただくことを、お願いいたします。 IPCが運営しているPiazzaサーバに接続するための情報は、「Piazza V1.0 (Rel.060)」に設定済です。

    Piazzaは、会社、学校、会員組織、サークルなどで様々な利用の仕方があると考えられますので、色々な利用形態での適用実験を行っていただき、その結果をPiazzaの機能に反映させていく必要があります。このために、会社内や学校内などにPiazzaサーバを設置し、様々な利用方法でPiazzaを 運用していただきたいと考えております。

    Piazzaサーバを独自に設置するための機能の提供を希望される方は、IntelligentPad Consortium事務局にお問い合わせください。

     IntelligentPad体験版


    パッドを作成したり利用したりするための土台となる環境を提供するシステムで、Windows95、Windows98、WindowsNT4.0の環境で動作します。

    今回提供するIntelligentPad体験版は、バイリンガル版(日本語・英語)になっています。パソコンの地域情報により自動的に日本語版または英語版がインストールされます。

    前回のIntelligentPad体験版は、アンインストールしてください。
    今回提供する体験版と前回提供の体験版との主な違いは以下のとおりです。

    1. アプリケーション名を以下のように変更しました。
      • IntelligentPad V4.1体験版(Rel.060) -基本セット-
        → IntelligentPad -基本セット-
      • IntelligentPad V4.1体験版(Rel.060) -開発/運用支援セット-
        → IntelligentPad -開発/運用支援セット-
      • IntelligentPad V4.1体験版(Rel.060) -連携セット-
        → IntelligentPad -連携セット-
      • IntelligentPad V4.1体験版(Rel.060) -マニュアルセット-
      • → IntelligentPad -マニュアルセット-
      • QuickTimeパッド V1.0(IP V4.1体験版 (Rel.060)対応)
        → IntelligentPad -QuickTimeパッド-
      • なお、英語版のアプリケーション名は以下のとおりです。
      • IntelligentPad -Basic Set-
      • IntelligentPad -Development Set-
      • IntelligentPad -Cooperation Set-
      • IntelligentPad -Manual Set-
      • IntelligentPad -QuickTime Pad-
    2. 前回は、コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」で表示されるアプリケーション名は「IntelligentPad V4.1体験版(Rel.060)」に統合されていましたが、今回は、それぞれのアプリケーション名が別々に表示されます。
    3. インストールフォルダの名前が「IntelligentPad V4.1」から「IntelligentPad」に変更となります。
    4. 前回は、提供ファイルを解凍後「Setup.exe」を起動しましたが、今回は自己解凍形式で提供しますので、アプリケーションに対応するファイルを起動します。
    5. QuickTimeパッドは、機能追加/改善を行っています。


    本体験版は、以下の機能に分割して提供します。


    基本セットには、パッドの編集操作環境を実現する機能、およびパッドを新規に開発するために必要なライブラリなどが含まれます。パッドを利用するための基本の環境ですので、最初に基本セットをインストールしてください。なお、印刷用のマニュアル(MS-WORD文書)は含まれませんが、利用するうえで必要な情報は、ヘルプ情報で見ることができます。


    パッドの開発を容易にするためのWizard、ネットスケープやインターネット・エクスプローラでパッドを利用するためのプラグイン機能といった支援機能が含まれます。

    連携セットには、OLE2で外部アプリケーションと連携するためのパッド、シェルコマンドでシステムの動作を制御するためのパッド、ActiveXコントロールをパッドの中に組み込むためのパッドが含まれます。


    印刷用のマニュアル(MS-WORD文書)を提供します。

    なお、マニュアルセットで提供するドキュメントは、今回提供する「IntelligentPad体験版」にあった修正はされていません。詳細はREADMEを参照してください。




    静止画/動画/音声ファイルを扱うためのパッドです。
    なお、QuickTimeパッドを使用するには、アップルコンピュータ社の QuickTime4(日本語版)が必要です。QuickTime4(日本語版)は、アップルコンピュータ社のホームページからダウンロードできます。


    Hijiriパッドセット(以下Hijiriという)は、パッドで作成したネットワーク上 の仮想空間で、パッドを共有するための仕組みであるPiazzaを利用しているので、 Piazzaパッドセット(最新版)を含んでいます。

    Hijiriでは、あらかじめ用意された広場(ステージ)上に、写真や説明文が登録 されており、そこからさらに別なステージへ移ることができます。





    IntelligentPad体験版で動作するパッドのサンプルを、適宜公開します。

    2.知財流通に向けた会員企業の成果を紹介します

    Piazzaの考え方を用いた知財流通の試みは、会員企業においても行われています。詳細はそれぞれのWebを参照してください。


    3.将来に向けた研究について紹介します

    大学や会員企業において、IntelligentPadの考え方を土台に、将来に向けた研究を行っています。このような研究の幾つかを紹介します。


    IntelligentPad-Java版は、インターネットで広く利用されているJava言語で開発されたIntelligentPadシステムです。
    Javaのインターネットとの親和性の高さを活かして、WWW上でのパッドの流通など、パッドの未来の姿を検討しています。

    お手持ちのブラウザ上でも動くIntelligentPad-Java 評価版を公開しております。お試しください。 また、この評価版のソースコードも公開しております。 下記のページからダウンロードできます。

    IntelligentPad-Java 1.0 評価版
    IntelligentPad-Java 1.0 評価版 ソースコード


    • IntelligentBox:北海道大学


    IntelligentBoxは、IntelligentPadの考え方を3次元に発展させたものです。
    IntelligentPadにおけるパッドは、紙のような2次元のメディア部品ですが、IntelligentBoxでは、パッドの代わりにBoxと呼ぶ3次元のメディア部品を扱い、Boxどうしをパッドと同等の仕組みで機能連携させることができます。
    詳細は、北海道大学知識メディアラボラトリのホームページを参照してください。


    4.過去における取組みを紹介します

    IntelligentPadの技術を検証し発展させるために、過去において、幾つかの試作システムの研究開発が、IPCや会員企業によって行われました。代表的なものについて紹介いたします。


    パッド部品の機能を、モディファイアと呼ぶ機能要素の組で定義し、モディファイアの差し替えによって、パッド部品の表示属性や操作方法や処理方法のカスタマイズ性を高めようとした試作システムです。1993年11月から1994年5月に開発を行い、同年8月1日よりインターネットを通じて一般に公開しました。




    IPCの技術委員会で、IntelligentPadの標準仕様を作成しました。この時、標準仕様に従ったサンプルシステムを開発しました。
    サンプルシステムを開発した目的は、標準仕様にしたがって実際のシステムが作れることを実証し、実用面で問題がないことを検証するためです。1995年から開発を行い、1996年9月にIPCを通じて、会員を対象に公開しました。


    IPCでは会員企業の協力の元、Smalltalk版を開発しました。1996年に開発を行い、1997年5月から会員及び一般に公開しています。








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